皮革製品の取扱いに関して

皮革製品の取扱いに関して

天然皮革、染料を使用した製品は、素材本来の風合いを最大限に生かす為
必要以上の染色や色止め等を行っておりません。

水濡れや摩擦等による多少の 色落ち、変化は避けられません。

雨等で濡れた時などは、日陰で充分な乾燥をし衣服との摩擦にご注意ください。

素材の性質上、革本来の持つ不均一なシボ、皺、濃淡、毛皮の色の濃淡脱落素材表面の斑は天然素材である証明とご理解ください。

収納の際も日陰で充分な乾燥をし他の物への色移りにご注意ください。


■すべての製品についてのご注意

・水やお湯での丸洗いは絶対におやめください。

・高温な場所や直射日光に当てたり、シンナー、ベンジン等を使用しますと、変色、変形の原因となりますのでご注意下さい。

・雨、水に濡れると色落ち、シミの原因になり衣服などを汚すことがあります。

・高温、多湿で長時間放置するとカビや金属にサビの原因となりますので温度、湿度の低い通気性の良い場所に保管して下さい。

・目的に合わせて用途や機能性などを考え製作されておりますので、目的以外の使用は避けて下さい。


■天然皮革製品

一般的な皮革(牛革、豚革、馬革、羊革、山羊革など)

・革は水分に弱く、少しの水滴でもシミ・水ぶくれの原因となり、多少の色落ち、色移りがあります。もし雨や水に濡らした場合は、すばやく乾いたやわらかい布で水気を取り、形を整えて必ず陰干しして下さい。ドライヤー・ストーブ等の高温での乾燥はおやめ下さい。

・軽い汚れは、乾いたやわらかい布で乾拭きして下さい。

・汚れて高温、多湿の状態で保存しますとカビの原因となりますので通気性のある布などに包み風通しの良い場所に保管して下さい。

・他の革製品やビニール素材と密着して長時間保管しますと色移りの原因となりますのでご注意下さい。

・お手入れには必ず素材に合った専用クリーナー、クリームをご使用下さい。


■仕上げによる皮革製品

※起毛革(ヌバック、スエード、ベロア)

・起毛素材の性質上、色落ちや毛落ちは避けられません。この素材は特に水分に弱く、濡れますとシミとなり色落ち、色ムラが生じます。また、衣服に色移りする場合がありますのでご注意下さい。

・汚れは、やさしく吸い込ませるようにふき取ってください。あまり強く擦ったりすると、その部分だけ劣化しますのでご注意下さい。

・毛がなくなったり、光ったりしてきたらブラシで起毛させます。ナイロンの毛のブラシでブラッシングすれば汚れも取れ、毛足が美しく揃います。

・また一般の皮革製品用のクリーナー、クリームのご使用はお避け下さい。

※樹脂仕上げ革(エナメル・ガラス張り革)

・表面の光沢を維持するためにもお手入れは手袋をお勧めします。一般の皮革より水に強いので汚れはやわらかい布を湿らせて拭きます。硬い布・紙等で拭きますと傷がつきますので、ご注意下さい。

・保管する時は、紙やビニールは避け、やわらかい布で包んでください。ビニール素材や樹脂加工されたものと直接密着して保管しますと色移りする場合がありますのでご注意下さい。


どうしても修復したいとき

傷や、破損、汚れや、色の問題でご使用を諦めてしまった革製品を持っておられる方は少なくないと思います。ご自分での日々の革製品ケアも大切ですが、破損や色の問題をご自分で何とかしようと取り返しのつかない状況になる前に一度、職人さんに相談してみて下さいね。

※製品自体の修復・リペアなど

製品自体の破損(金具破損、縫製のほどけ、革の破れ、剥がれなど)によって、製品自体の形成が崩れてしまった場合でも、職人さんの手で修復可能な場合がございます。(有償になります。下記の推薦業者様にお問合せ下さい。)

店 名 Cambiare(カンビアーレ)
住 所 兵庫県たつの市誉田町誉24−1
TEL 0791-60-2115
業務革製品の製造・OEM・販売・リペア

※色落ちに関するご相談

製品自体に破損はない場合でも、色落ちや、表面の劣化等の色に関するトラブルは革製品には多く見られます。これも、 職人さんの手で修復可能な場合がございます。 (有償になります。下記の推薦業者様にお問合せ下さい。)

店 名 Rivive House(リバイブハウス)
住 所兵庫県たつの市揖西町竹万23-2
TEL / FAX0791-72-8005
業務バッグ・シューズ カラーリペア